親指シフトの練習方法

日本語の入力方法をローマ字入力から親指シフト(NICOLA)へ変えました。 親指シフトがなんとか使えるようになるまでの練習記録です。


2004年10月下旬


親指シフトの練習を始めた。最初はローマ字入力と併用できると思っていたけど、ローマ字使ってると手が親指シフトのほうの指使いをぜんぜん覚えてくれない。そこで、ローマ字入力は一切使わないことにした。



親指シフト専用キーボード (FKB8579-661EV, USBコンパクト親指シフトキーボード) 買いました。秋葉原の『ぷらっとホーム』で約9000円で購入。 http://www.fcl.fujitsu.com/release/2004/20040315.html


親指シフトは普通の106日本語キーボードでできる http://homepage1.nifty.com/cura/oya/nicola_with_jis_kb.html
ので、専用キーボード買うつもりはなかったけど、店頭で見て「やはり最初は本物のキーボードで学んだほうがいいか…?」「キートップに正しい刻印が…この刻印がほしい!」と思ったので。でも仕事先のふつーの (DELL 製の) 106日本語キーボードで練習してる時間のほうが長かったりします。


練習方法ですが、最初 すばやく覚えられるという広告文句にひかれて
増田式キーボード練習法 http://web.archive.org/web/20060420090748/http://homepage3.nifty.com/keyboard/MasudaMethod.htm

をやってみたのですが、どうもキー配置を覚えられない。しかしローマ字入力しないことに決めたうえ親指シフトで入力できない状態であっても、仕事でメールも書かないとなりません。結局「あいうえおかきくけこ…」と50音順に入力するのを何回かすると、なんとか文字を入力できるようになりました、遅いけど。


結局、

を使って繰り返し練習しました。まあ苦行気分です。
「ローマ字のほうが早く打てるのに…」と思いながら たどたどしく入力してました。


学習はじめて1ヵ月半


練習しててはじめて快適な感じを受けることがありました。


わたしの使ってるのは Windows2000/XP なので、
親指ひゅんQ 4.29 http://nicola.sunicom.co.jp/info3.html
を使用してるのですが、このソフトにはクセがあります。
親指シフトは「同時」打鍵 http://nicola.sunicom.co.jp/thumb1.html
だっていうじゃないですか? だから「完全に同時に」入力しようとして、親指ともうひとつの指の角度を固定して、手のひらごと押し付けるような感じで打鍵してたんですよ。でも入力中いきなり変換モードに入ってしまう事態がよく起きます。何で変換モードになるのか調べてみました。


親指ひゅんQの挙動をよく観察してみると、親指キーを先に押して押しっぱなしのまま10秒後にもうひとつのキーを押しても問題なく同時打鍵と認識される!10秒後じゃあ「同時」とは言えないよね。 その一方、日本語入力中に親指キーより先に もうひとつのキーを押すといきなり変換モードに入ってしまいます。変換モードになってしまう原因はこれかー。


つまり、親指キーをもうひとつのキーより「少しだけ早めに」押すと、いきなり変換モードに入らず入力できるってわけです。で、それを練習するようにしました。


やってみると、これって楽器の演奏で言うアルペジオ?手のひらじゃなくて指で楽器を奏でるように入力できるようになりました。


かな文字の『音』を聞けば指が自然に動く http://homepage1.nifty.com/cura/oya/advice_on_using_oyatype.html
…… こ、これだ。これまで画面上の字形を見れば指が動くよう練習してきましたが、字形じゃなくって音だよ、と思い練習のとき入力する文字を「あ」とか「た」とか読んでから入力するように練習方法を変えました。


この2点に気をつけて練習すると、なんだか楽しい気分を感じることができました。「あ、オレってうまくなったじゃん。いよいよマスターか?」って感じです。 しかしその気分も次の日練習すると覚めてしまいました。「あんまし うまくなってないなー、まだ」という感じです。 しかし、もう仕事の文章は支障なく打てるようになりました。あとはミスを減らせば快適にタイピングできるようになるはずです。


学習はじめて2ヵ月半(現在)


練習もそれなりにやってるんですが、まだローマ字入力のときより遅いと思います。ミスも多いです。でも気に入った本の気に入ったフレーズを PC に入力してると、自分でどう入力したか意識しなくても正しく入力されることもあって、そんなときはいい気分です。ミスタイプをなくしたい。


目標は「私はインタビューをしながら、 相手の発言をその場でワープロに打ち込んでしまう」 http://nicola.sunicom.co.jp/olddoc/nicolaha.html のレベルです。


上記に挙げた2つの練習ソフトですが、最初は
親指シフト練習 http://software.fujitsu.com/jp/japanist/relation.html#2
のほうが好きでした。

どのキーを押せばいいか 図示してくれるのはありがたいし、親指右 と 親指左 のキーを(レッスン最初のうちは) 押さなくてすむからです。


しかし、中級になってくると
NICOLAタイプ練習(Lesq4004.ZIP) http://nicola.sunicom.co.jp/info3.html
のほうが良いと思うようになりました。

キーを早く叩け、と催促しないからです。 さっきのソフトは早く叩けと催促してくるのでレッスン最後のほうは好きではないです。 わたしはタイプミスをなくしたいのあって、タイプスピードを無理して上げたいのではありません。 こっちのソフトは最初から最後まで何回もやりました。


あと、これら練習ソフトをするときは以下の設定が必要でした。(MS-IME2000/2003で確認)

[IMEのプロパティ - 全般 - キー/ローマ字/色の設定 … 設定 - キー設定]で、 「変換キー」の入力変換済み文字なしの場合を、 「再変換」から「-」に変える。


続き:


itemFUJITSU FKB8579-661 USB親指シフトキーボード(コンパクト)

作者:
出版社/メーカー:富士通
発売日:2001-11-30
メディア:エレクトロニクス