簿記の学習(24) 日商簿記検定3級 体験レポート

(○-○) 日商簿記検定 3級 第120回 を 2008/11/16(日曜)に受けてきたぜ。

会場

(・∀・) どこで受けたの?


(○-○) 日本大学 経済学部ってとこ。神保町駅の近く。アキバの近くでもあるな。東京商工会議所 http://www.kentei.org/ で東京都23区内ということで申し込んだ。


(・∀・) ふーん。


(○-○) 試験会場は大学の大教室だな。


見てのとおりだ。席が狭くてな。長机に3席あるうちの真ん中を空けて、端の2席を使うので、横方向には狭くないが、縦方向に狭い。(広げている本は『日商簿記検定過去問題集3級 出題パターンと解き方』)
あとオレは座高が高いほうなので、椅子の高さのわりに机が低くてさ、数字いろいろ記入してたら肩こったよ。ダブル受験は体の疲れという意味で難しいな。


試験の開始と終了

(・∀・) 朝9:00になったらすぐ試験開始?


(○-○) 朝9:00からは注意事項を聞いたり、解答用紙・問題用紙・計算用紙が配られたりで、試験開始は 9:18 だった。終了時刻は 11:18 だな。
終了した後は解答用紙を1枚ずつ回収して、11:35くらいに解散した。


(・∀・) 試験中は残り時間を気にした?


(○-○) 終わり近くになると、気にしたよ。
教壇の上に時計があるので、それで残り時間は確認できる。



ケータイは電源切れと最初に注意があった。あと机の上にケータイは置くなとも言われた。腕時計は よいみたいだ。
監視員の人は「30分経過しました」「この試験はあと10分で終了します」だけ発言があって、あとは見回りしていたな。


試験内容

(・∀・) で、試験の結果はどうだった?


(○-○) 結果は郵送されてくるまで分からない。


(・∀・) 解答速報とかあるじゃん?


(○-○) 解答は、直接 解答用紙に書きこんでは消して……とやっていたからな。自分の書いた解答が手元にないし。結果を判定するのは自分じゃないから、結果くるのを待つよ。


(・∀・) 問題は難しかった?


(○-○) 普通かな……
第1問 (仕訳) は、パターン学習してれば同じような問題が出るだけだから、とくに悩まなかった。


(・∀・) パターン学習?


(○-○) 書籍の『日商簿記検定過去問題集3級 出題パターンと解き方』や『合格するための過去問題集日商簿記3級 (TAC簿記)』に載っている、第1問対策のことだよ。
出題はいくつかのパターンに分けられるんだ。そのパターンを覚える。するとほぼ同じ問題が出る。


第1問の次は、セオリーどおり第5問 (精算表) に取りかかったんだ。だが損益計算書の「当期純利益」と、貸借対照表の「当期純利益」の金額が合わなくてな。
少し検討したんだが、あまりこの問題に時間をかけすぎるとほかの問題に取りかかれなくなってしまうので、とりあえず全部の空欄を埋めたら、あとは時間が余れば再検討することにして、次の問題に移ったよ。


(・∀・) ほう。


(○-○) 次は第3問 (試算表) だ。この問題は時間がかかる。以下のように計算用紙を使ったんだ。


1. 計算用紙を縦に3等分する。これはTフォームを書くためだ。


2. Tフォームを 8個書く。「その他」はTフォームじゃないけど1個あるから、計9個を書くんだ。

1番上の段は「売上」「売掛金」「受取手形
2番目の段は「仕入」「買掛金」「支払手形」
下の段は「現金」「当座預金」「その他」

この8個だけTフォームにする理由は、商業簿記の取引は売り買いに関係する勘定項目が多くなるから、それ関連だけTフォームにしておこうという意味らしい。

ところでこの画像では「未払金」がTフォームになってるが、これは今回の問題のみで必要だったんだ。別の試験では書かなくていいぞ。
あとTフォームが「T」ではなくて「干」になってるのがあるが、この下の線は数字を書いた後で合計を求めるときに書いたものなので、計算前には書かなくていいからな。


3. 問題の中にある合計試算表の数字、これはあとで「合計」を求めるとき加算することを忘れないように、Tフォームに記号 (ただの四角) を書いておくんだ。


(・∀・) ふむふむ。


(○-○) ここまで書いてから、問題を解き始める。
オレの場合、
1. 問題の横に仕訳を書く
2. Tフォームか「その他」に記入
これを一問ごとに繰り返す。


この仕訳は自分が分かればいいので、略しているぞ。売掛金は ウケ 、当座預金は 当ヨ とか。
あと仕訳には数字は書かない。数字はTフォームに記入するようにしてる。


(・∀・) 参考書には、仕訳は頭の中でしよう、って書いてあるよね。


(○-○) オレの場合そうすると勘定項目まちがいや貸借まちがいが起こるんでな。紙に書くようにしたんだ。


問題を全部Tフォームに書いたら、次に合計を計算はじめる。
ここでポイントは、計算用紙に書いた順番で 計算することだ。俺は上から下にすることにしてる。

つまり、

売上→仕入→現金 → 売掛金→買掛金→当座預金受取手形→支払手形→その他の項目

の順だ。

[その他]も上から下に、計算している。

(・∀・) なんで「計算用紙に書いた順番」に計算するの?


(○-○) 解答用紙に書いてある順番、つまり 現金→売掛金→… という順番で計算するとな、
『「その他」に (たとえば「受取手数料」を) 書いたんだけど計算するときに見逃して、加算し忘れた…』という事態が何回か起きてしまったんだ。

だから、計算用紙の「その他」に書いたものは全部 加算し忘れないように、と考えて、この方法にしたんだよ。



これで、Tフォームに書いた項目は全部計算できて解答用紙に書いた。
そのあとは、解答用紙に残った空白欄は問題用紙の数字をコピーすればいいので、その作業する。


これで第3問はOK。
次に第4問。これは普通に解けばいいな。

次に第2問だが、これは解答しないで飛ばした。最初からそのつもりだった。


これで一応 試験問題は全部処理できた。時計見ると20分くらい余ってた。
第5問の見なおしを始めた。


第5問は、問題の横に仕訳を書いて、計算して、解答用紙にいきなり書いたんだ。


精算表ではなくてP/LとB/Sのみ答える形式だったので、頭の中で修正仕訳してから解答用紙に書いていたので、計算がややこしかった。(→この手順は改良の余地がある)


で見なおすと、保険料の金額を、一つ下の通信費と見まちがえて金額がちがっていた。転記ミス。
あと貸付金の未収利息の計算は、¥1,200,000 × 4% ÷ 12か月 × 2か月 = ¥8,000 が正しいんだが、12で割るのを忘れてた。
この2つを正しい金額にして、計算しなおしていると終了時間になったんだ。

2008-12-17 追記: 合格していました。点数は以下のとおり。