本をキレイにデジタル取り込みする方法(4)

訂正だが、スキャン取り込みした画像の傾きを訂正する専用ソフトがあったんだ。

といっても自動では訂正してくれず、人が1ファイルづつ補正する必要があるらしいので、
結局Photoshopで「ものさし」ツール使って傾きなおすのとたいして手間がかわらないらしい。

ようするに、画像の傾きを直すのは面倒な方法しかないから、
たくさん修正するのは無理ということだね。


ところが、傾きを自動で修正してくれる方法があったんだ。
Adobe Acrobatを使ってOCR変換すると、なんと傾きまで自動で直してくれる。


OCR? オーシーアールって?


google:OCR で見るとわかるけど「画像」を「テキスト」に直す技術なんだ。
たとえばこの画像。
JPEG画像だから、文字をコピーペーストできない。


ん? そりゃJPEG画像に文字があってもできないよね…


でも、OCR認識させると、こういう文字データにできる。
しかも、Acrobatの透明テキスト埋め込みというのを使うと、画像の中の文字を直接選択して、コピーできるんだ。


おっ!? これが「透明テキスト」か。


Acrobat製品版って高いよね。


うーん、オレの場合Adobe Creative Suiteっていうセット物買ったら、おまけのように付いていたんだ。
なんていうか、もともと買うつもりもなかったので、最初は使ってなかったんだけど。
しかし確定申告のときの資料作りに使ってみたら、使い勝手がいいんだよ。起動も遅くないし。


遅くないんだ?


5年前のPC使ってるので、ほかのCS4製品は遅いんだよ。でもAcrobat9だけはそれほど遅くならない。
PDFファイルを見るために、Adobe Readerってあるだろう?
あれと同じくらいの起動速度なんだ。







現実的じゃない



この記事書いてからトーンカーブはまだ詳しくはないことが気になってて。
そしたら以下の雑誌でトーンカーブ特集してたので読んで学べた。

フォトテクニックデジタル 2009年 01月号 [雑誌]

フォトテクニックデジタル 2009年 01月号 [雑誌]


へー。

色補正は
トーンカーブ」と「色相・彩度」を使えば修正できるとあった!

それで試したんだ。
まず「トーンカーブ」で白を黒を出す。ガンマ値もスキャン前の紙と見比べて、似せる。
そのあとで、紙と見比べて「色相・彩度」を変えれば、ほぼ紙の色を再現できるようになった!

うちのスキャナはどうも赤と緑が微妙に多いようだ。
人肌見ると赤が強いみたいだし、
PCスクリーンショットWindowsの灰色見ると緑が多いんだ。

人肌で調整すると、「色相・彩度」色相:5 くらいにすると赤っぽいのが、紙の色に近くなる。
でもPC画面だとそのままでは、どーも緑成分が多い。
そこで「トーンカーブ」でRGB全体の白と黒と中間調を調整するのに追加して、緑成分も少し下げる。
グリーンチャンネルを 206→202くらいに下げると(これ以上下げると色合いが変わる)、紙の色になった感じだよ。

ただ色補正を2度も三度もかけるとトーンジャンプも気になる。
そこで、色補正と解像度変換は[イメージ - モード - 16bit/チャンネル]で作業することにした。
色補正前に16bitにして、JPEG保存前に8bitに戻すんだ。これでトーンジャンプは気にならない。
16bit編集すると時間が倍以上かかるようになるけどな。


おおげさじゃないの? どうせ自分しか読まないんでしょ?
そうなんだが……


緑が強く出るみたいで、
キャノンなんだが、

キャノンのスキャナは

どうも赤が強く出る傾向があるように思う。まあそのほうが人の肌は血色よくあざやかに見えるんだけどね。

下書き保存で、チェックせずに「保存する」選ぶと消えるぞ。こわいな。

‥‥