M+フォント TESTFLIGHT 049とWindows7

M+フォント TESTFLIGHT 049は、Windows7で動作不具合があると報告されています。
http://sourceforge.jp/projects/mplus-fonts/lists/archive/dev/2012-May/thread.html
そこでWindows7とM+フォント TESTFLIGHT 049を確認してみました。


確認環境:
Windows7 32bit 日本語版 (VMware Player 3.1.5にWindows7評価版を新規インストールした直後に以下を試しました)

TESTFLIGHT 041


まず「testflight 049 not "recognised" by Windows 7http://sourceforge.jp/forum/forum.php?thread_id=32275&forum_id=3403 の報告どおり、TESTFLIGHT 041 をインストールします。


次に[コントロールパネル - デスクトップのカスタマイズ - テーマの選択 - ウィンドウの色]で、[アイコン]の表示フォントを M+フォントにします。


すると、アイコン名(赤線で囲った部分)の表示が M+フォントに変わっています。


スタートメニューのアイコン名もM+フォントで表示されていますね。

TESTFLIGHT 049


それでは問題のTESTFLIGHT 049を上書きインストールします。


すると(報告されていたとおり)問題が! [アイコン]の表示フォントが表示されなくなりましたよ。


アイコン名(赤線で囲った部分)の表示は M+フォントのままですね。しかし M+フォントの表示ではなくなった部分(黄線)もありますよ。


スタートメニューのアイコン名もM+ではなくなってしまった。

TESTFLIGHT 048

報告では「TESTFLIGHT 048を入れると直ったぞ」ということなので、048を上書きインストールします。


すると(報告されていたとおり)元通り! [アイコン]の表示フォントにM+と表示されます。

アイコン名表示もTESTFLIGHT 041と同じに、戻りました。

TESTFLIGHT 049のフォント表示


ついでに
http://sourceforge.jp/projects/mplus-fonts/lists/archive/dev/2012-May/000687.html

win7(x64)のワードパッドで M+ 1m regular を使用した場合の表示が,TESTFLIGHT 048 から変化しました。10pt で使用すると以下の変化があります。

1. 日本語文字を M+ フォントに変更できない
2. (以下は英数文字で確認)行間が広くなった
3. 10pt で横棒が欠ける(例えば E や F,a)

の問題も確認してみます。


Windows7 32bitでNotepad(メモ帳)のフォントを M+1mn regular (TESTFLIGHT 048と049)で表示。

確かに049は文字が欠けます。あと全角文字の幅が変わっています。
行間はNotepadの場合とくに変わりないようです。


あと気がついたのは、048の文字セットは以下のように「欧文文字」「日本語」などありますが、049の文字セットには「中国語(Big5)」しかないです。これはなぜかな。


いずれにせよ、報告どおりの状況を再現できました。
TESTFLIGHT 049のフォントデータにはWindows7で問題を引き起こすようです。解決策はさぐっていませんが、Windows7のフォント処理のほうがまちがいという可能性もあります。

余談

余談ですがWindows7は、MacLinuxからでも、無料で試せます。[Google: Windows7 評価版]のisoを取得して仮想ソフトのVMwarePlayerやVirtualBox(これも無料)の中にインストールすればよい。1時間ごとにOSがシャットダウンするけどフォント表示の確認には十分。別に認証もないので、何度も試せます。注意点としてはWindows7の場合、空きメモリ1GBと空きHDD 10GBは必要です。

Office2010も評価版を取得して試すことができます。


もちろんLinuxもインストールCDイメージ(isoファイル)を無料で入手して動作確認できます。無料で動作確認できないOSはMacだけですね。