Opera9.2にめざめた
Firefoxは、あるタブで開いたページが重かった場合(たとえば2chまとめサイトなど)、
ほかのページまでまったく動かなくて
十数秒 停止したまま待たされることがよくあるので、
別のブラウザに変更しようか……と考えていた。
ところで会社の仕事で最近Operaを使っている。
複数のWebページを同時に表示できるという機能が便利だからだ。
この機能はIEやFirefoxには無い。社内Webページを3,4つ監視するのにピッタリなのだ。
IE6を複数立ち上げれば同じことはできるが、
Operaの場合は [ウィンドウ - 上下に並べて表示] を実行するだけできれいに整列してくれるのが便利。
Operaを使っていると、確かにIEやFirefoxより軽い感じことがわかった。
これをメインブラウザとして使えないだろうか?
以下は、Opera 9.2 Windows についての記述です。
ブラウザ拡張機能
Firefox を手放せなかったのは、
- [Adblock (plus)](http://firefox.geckodev.org/index.php?Adblock)
- 拙作の [WebAborn](http://ai11.net/software/webaborn/)
- [ImgLikeOpera](http://imglikeopera.mozdev.org/)
が便利だからだ。これらを Operaで実現できないと、メインブラウザ変更はできない。
調べると、上の 2つは問題ないことがわかった。
Adblock は、Operaの「コンテンツのブロック」で同じことができた。
WebAbornは、なんとそのまま動いた。
Operaの「ユーザJavaScript」機能は
Greasemonkeyに対してある程度の互換性があるらしく、WebAbornのような単純なスクリプトはそのまま動いてくれた。
[ツール - 設定 - コンテンツ - JavaScriptオプション - ユーザJavaScriptファイル]
で、ユーザJavaScriptファイルを置くディレクトリを指定する。そこに WebAborn.user.js を置く。
次にOperaで開くページから、そのJSファイルが実行される。
ただしWebAborn入れたら、Webページ開いたあと表示始めるまでが Firefoxより重くなった。
Operaのバージョンアップ版(9.5)では JavaScriptの動作速度がアップするらしいので期待。
ImgLikeOperaは名前からして「Operaのように画像を扱う」なので、簡単に実現できるだろうと
思ったのだが、実はこれが実現できてない。
Firefox使っているときは、ImgLikeOperaで「このサイトの画像のみ読み込む」を選んでおくと、
外部サイトの画像 つまりAmazonアソシエイトとか広告とかをかなり表示しないで、
必要な画像だけは表示できることが多く、非表示画像をすべて表示するのもワンクリックでできて、
役に立っていた。
Operaでは「このサイトの画像のみ読み込む」がなくて、しかたなく今は画像を全部表示させている。
あとで実現方法を調べるつもりだ。
フォント表示
Webブラウザは基本的には、文字情報を表示するのがもっとも大きな機能だ。
そこでフォント表示は重要だ。
[ツール - 設定 - 詳細設定 - フォント] は数が多すぎて手動で変更したくないので、
ユーザCSSで設定することにした。
user.css:
@charset "utf-8"; body, address,blockquote,div,p, dl,dt,dd,ol,ul,li, caption,col,colgroup,table,tbody,td,tfoot,th,thead,tr, button,fieldset,form,input,label,legend,select,optgroup,option, script,noscript { font-family: sans-serif !important; } pre,tt,kbd,code,textarea { font-family: monospace; } h1,h2,h3,h4,h5,h6 { font-family: fantasy; font-weight:normal; }
このファイルを
[ツール - 設定 - コンテンツ - スタイルオプション - ユーザスタイルシート]
で指定する。
そのあとで、
[ツール - 設定 - 詳細設定 - フォント]
の 3つだけ、
- [フォントファミリー サンセリフ] ←標準のフォント
- [フォントファミリー ファンタジー] ←見出しのフォント (HGS創英角ゴシックUB を指定)
- [フォントファミリー モノスペース] ← >pre< などの等幅フォント (Courier New を指定)
と指定すれば、あとは指定せずにすむ。
フォントの大きさは、
- [ツール - 設定 - 詳細設定 - フォント - ウェブページ 標準のテキスト]
- [ツール - 設定 - 詳細設定 - フォント - ウェブページ >pre<]
の2つで指定する。
あとは別に変えなくていいけど、
[ツール - 設定 - 詳細設定 - フォント - ブラウザ*]
も指定すると、URL欄とかブラウザの設定ダイアログも見た目が変わる。
操作
戻るが 2重になったアイコン(巻き戻す) と進むが2重になったアイコンは
何のためにあるのかわからないので、
[右クリック - ツールバーから削除] で消えてもらった。
OperaのURL表示欄やタブの、faviconをドラッグして、
IEや Firefoxにドロップできない。
Thunderbirdやテキストエディタ等で表示しているURLをドラッグしても、
IEやFirefoxにはドロップできるのに、
なぜOperaでできないのか。
そのせいで、いちいちURLを右クリックして「リンク先をコピー」して
OperaのURL欄に貼りつけなければならない。超不便だ。
Firefoxではブックマークを普通に右クリックすると現在のタブで開く、中クリックすると
新しいタブに開く、とすることができる。
Operaはブックマークで中クリックが効かない。
新しいタブで開くには、
[ツール - 設定 - 詳細設定 - タブ] で、「現在のタブを再使用する」のチェックを外せばいい。
しかしその場合、現在のタブで開くか新しいタブに開くかの使い分けができない。
Firefoxはテキスト選択して右クリックすると、「Googleで検索:選択文字列」があって、
新しいタブに検索結果を表示できるのだが、Operaにはない。不便。
総体としては、細かい使い勝手は Firefoxのほうがいいんだよなあ……
まだ私がOperaについて詳しくないので、なにか回避策もあるのかもしれない。