SolarisのATOKではできないこと ([変換][無変換]キーは便利だよ)

Windows版ATOK2008ではできるのに、Solaris10に付属しているATOK17ではできないことがありました。


IMEをオンにする(入力モードを「ひらがな」にする)キーと、IMEオフにする(入力モードを「直接入力」にする)キーを分けることが、SolarisATOKではできないようです。


SolarisIMEオン/オフするキーの設定画面を見てください。

画面下にある入力方式スイッチパネルで右クリックして、[設定]を選び、「アクティブ化/非アクティブ化のトリガーキー」という設定画面で、IMEオン/オフするキーを設定できます。

このとき、IMEオンのキーとオフのキーを別々に設定できないようなのです。


対してWindows上のATOK2008は、以下のようにIMEオンのキーとオフのキーは別々に設定できます。


ATOKプロパティを開いて、キーカスタマイズで「日本語入力ON」と「日本語入力OFF」に別のキーを指定しています。

[変換][無変換]キーは便利だから使おうよ

ところで、日本語キーボードは英語キーボードと比べて良いと思う理由の一つは、
[変換][無変換]という押しやすい位置にあるキーが存在することです。


私は日本語IMEのON/OFFにこの[変換][無変換]キーをそれぞれ割り当てて、日本語キーボードの良さを日々実感しているのですが、
お店で販売されている日本語キーボードには、[変換][無変換]キーがすごく小さくしてあったり遠くに配置してあるものが結構多いですよねー。

たとえばダイヤテックの販売している「マジェスタッチ」キーボード
http://www.diatec.co.jp/products/list.php?cate_c=1
とか、あとノートPCのキーボード
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0706/05/news023.html
にも多いです。

たぶん、こんなキーボードを設計する人は、このすばらしい[変換][無変換]キーを全然使用していない、むしろ邪魔に思っているんですね……。
そしてそれがそれなりに売れているというのは、そう思っている人が多いんだなあ……と思います。


日本語キーボードのせっかくの利点なんだから、みんな[変換][無変換]キーを便利に使おうよ、と言いたいですね。