HFフォント - 半角カタカナを全角のように表示

半角カタカナ入力に適したフォントを作成しました!


普通に半角カタカナを入力するとこんな表示ですが、


HFフォントを使うと、おなじ文章が読みやすく表示されます。


ダウンロード

HFフォント 2008/06/05版
http://japaneseinput.web.fc2.com/TrueType-HF-20080605.zip


説明

これは何ですか?
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  日本語の半角カタカナを全角のように表示するフォントです。
  TrueTypeフォントです。


  ## HF HIRA

  フォント名: HF HIRA 2p
  ファイル名: HF-HIRA-2p-regular.ttf
  説明      : 半角カタカナを全角ひらがなのように表示する。
              プロポーショナル(可変幅)フォントです。

  ## HF KATA

  フォント名: HF KATA 2p
  ファイル名: HF-KATA-2p-regular.ttf
  説明      : 半角カタカナを全角カタカナのように表示する。
              プロポーショナル(可変幅)フォントです。


  HFというのは、
  「日本語の半角(Half Width)カタカナを全角(Full Width)のように表示する」の略です。


なんの役に立ちますか?
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  読みにくい半角カタカナを、読みやすく入力することができます。

  Windowsでカナロックを使うなどして半角カタカナを直接入力するときに役立ちます。

  このフォントで入力しているときは、半角カタカナが
  全角ひらがな/全角カタカナに見えるので、
  入力しやすいです。
  このフォント以外のフォントで読むと、半角カタカナとして見えます。


注意点
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  2008-06-04時点のM+アウトラインフォント開発版を使用させていただいてます。
  このフォントは、全角漢字をあまり含んでいないため、
  通常使用する (全角漢字を含む文書を読むための) フォントには使えません。

  半角カタカナの入力専用フォントとお考えください。


ライセンス
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  M+フォントと同じです。

  詳しくはアーカイブ内の LICENSE_E ファイル、または
  http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/#license
  をご覧ください。


作成環境
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  元フォント: M+ 2P Regular (CVS 2008-06-04T10:45:00+09:00)
  作成ソフト: Fontforge 20080429
  作成OS    : Red Hat Linux 9

  M+フォント製作者の皆様、FontForge製作者の方々、ありがとうございます!


作成者
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itouhiro

なぜ作ったのかをより詳しく

私はPCでの日本語入力に現在、ローマ字入力ではなくて、かな入力 (JISかな入力) を使っています。


WindowsXPのMS-IME2003では、かな入力のみに可能なテクニックがあります。 「カナロック」という機能を使うと、かな漢字変換システム(MS-IMEATOKなど)を通さずに、 直接 半角カタカナが入力できるのです。


直接半角カタカナが入力できてなにがうれしいか?といわれると、 私は最近考えたのですが、 「PCに向かって日本語ですばやくメモを残したい!というときに、 漢字変換を考えずに、とにかくカナのままでメモをとれば早いし便利なんじゃないかな?」と思うのです。


「でも半角カタカナは読みにくいよね」 ということで、このフォントを作成しました。


カナロック

カナロック・モードになると、半角英数字の代わりに半角カタカナが入力されるようになります。

WindowsXPのMS-IME2003の場合
  1. カナロック・モードにする方法
    • IMEをオフ(MS-IMEの入力モードを「直接入力」にする)。

    • [Ctrl] + [Shift] + [ひらがな] を押す。(キーボードドライバによっては [Ctrl] + [CapsLock] のことがあります)

    • IMEツールバーで KANA と表示されているところを押下する。


  2. カナロックから、元の半角英数字入力モードに戻す方法
    • カナロック・モードにしたときと同じキー操作をおこなう。
ATOKの場合

ATOKの場合は、以下を参考にしてください。

フォントについて

「M+ 2P」フォントの全角カタカナ・全角ひらがなを、 半角カタカナの領域にコピーして作成しました。


「M+ 2P」フォントの全角かなカナを元々の等幅のまま使うと、 以下のように濁点・半濁点のところで文字が空きます。


そこで、文字幅を調整して各文字の右側の余白をなくすことで、濁点・半濁点がなるべく離れずに表示されるようにしています。


半角カタカナについて


カナ漢字変換システムを通さずにダイレクトに日本語を入力できるのは、なかなか気分がいいです。


いちいち漢字を選んで確定、というプロセスなしにどんどん書き進められるし、 あとから半角カタカナを全角ひらがなに変換することも、たいていの文書編集ソフトで可能だし、 快適です。


ただカナロック状態だと、

  • キーボードの最上段で数字が入力しようとして半角カタカナを入力してしまう (テンキー側を使えば数字を入力できる)
  • ファイル名入力のところで半角カタカナを入力してしまう (cmd が ソモシ になる等)


など多少不便なこともあります。 カナロックを解除すればいいだけですけどね。