簿記の学習(23) 前払金、諸掛
(○-○) 前払金(まえばらいきん)は予約とかのために先払いしたお金のことだ。資産だ。
(・∀・) はい。
(○-○) 以下のような仕訳になる。
商品を注文して、手付金として半額を先払いした。(前払金→資産+) (借) 前払金 80,000 (貸) 現金 80,000 商品を仕入れた。注文時に支払った手付金を控除した残額を、 小切手を振り出して支払った。引取運賃¥5,000は現金で支払った。 (借) 仕入 165,000 (貸) 当座預金 80,000 前払金 80,000 現金 5,000
(・∀・) 商品仕入の時には¥85,000しか払っていないのに、仕訳では 165,000 払ったように見えるのがなんだか納得しにくい……
(○-○) 前払い金を引っ込めて、すぐそれも追加して払ったと考えることもできる。
引き取り運賃は諸掛(しょがかり)といって、仕入に含めるので注意だ。
(・∀・) 諸掛?
(○-○) 商品を仕入れるときの付随費用 (運賃、保険料、手数料、関税、保管料など) は「仕入諸掛(しいれ しょがかり)」という。
それを自分が払ったときは、上の例のように「仕入」に含めるんだ。
相手が後で払ってくれるけど今は自分が払ったときは、立替金で処理するか、売掛金/買掛金に含める。
販売するときの「販売諸掛」(荷造り費、発送費など) は、発送費で処理する。