NTEmacs23 + actionscript-mode を導入

WindowsXPで、ActionScript3 を編集します。
テキストエディタには、NTEmacs23を使います。

NTEmacsを導入する

  1. http://sourceforge.jp/projects/gnupack/ で NTEmacs23.1.1 を入手する。(23.1.9xは、23.2のベータ版で安定版ではないので今回は選択しない)
  2. exeを実行して、emacs-23.1-20100403 というフォルダ名を emacs に変更する。
  3. C:\home\local にそのフォルダを置く。
  4. そのあとの設定方法は http://d.hatena.ne.jp/itouhiro/20091027 を参照。

actionscript-mode を導入

http://www.emacswiki.org/emacs/ActionScriptMode
から、actionscript-mode-haas-7.0.el をダウンロードして、actionscript-mode.elにリネームする。


C:\home\.emacs.d\ に置く。


actionscript-mode.el 冒頭を以下のように書き換える。この書き換えをしないと、asファイル編集中に[TAB]キーを押したとき function is void : incf というエラーになる。

 (eval-when-compile
-  (require 'regexp-opt))
+  (require 'regexp-opt)
+  (require 'cl)
+)

M-x byte-complie-file で、~/.emacs.d/actionscript-mode.el をバイトコンパイルする。バイトコンパイルしないとやはり[TAB]キーを押したとき incf エラーになるので必ずする。


~/.emacs に以下を記入して、Emacs再起動。

(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d")
;; actionscript-mode
(autoload 'actionscript-mode "actionscript-mode" "Major mode for actionscript." t)
(add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.as$" . actionscript-mode))

これでOK。


ちなみに、
http://d.hatena.ne.jp/haida/20080320/1205994614
に書いてあるような cc-mode導入は、http://www.emacswiki.org/emacs/ActionScriptMode にある過去バージョン (5.6) だけで必要らしい。バージョン7.0では必要ないようだ。

actionscript-mode.el の使い方


elファイルの中身を見ると分かるが、以下のキー操作が追加されている。

  • C-M-a で関数の先頭に移動
  • C-M-e で関数の最後に移動
  • C-M-h で関数を選択
  • C-c C-c で範囲(region)をコメント化
  • C-c C-u で範囲(region)のコメント化を外す


あとは、インデントとキーワード色付けの機能しかないようだ。


FlashDevelop (http://flashdevelop.jp/) のような高度な補完や引数のヒント表示などはできない。
まあEmacs自体が動的補完(dabbbrev)の機能は持っているので、タイプ数を減らすことはできる。

個人的には、リファレンスマニュアルを簡単に引く機能がほしかったのだが、それもないのは残念。



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