M+フォントのビルドスクリプト構成
M+フォントはオープンソースで、すべての作成素材が公開されている。しかし説明する文書はないようだ。
説明がないから、動作を追ってみていくしかないのかな
http://sourceforge.jp/cvs/view/mplus-fonts/mplus_outline_fonts/
こちらでソースの変更履歴を見れるぞ。
とりあえず、トップから見ていこう。
bdf.d/ cvs/ doc/ eps.d/ release/ sample.d/ scripts/ svg.d/ ucstable.d/ .cvsignore Makefile
この文字末尾に「/」がついているのはディレクトリ(フォルダ)だ。
ついてないのがファイル。
あと、「cvs/」というディレクトリと「.cvsignore」というファイルは履歴管理のために勝手に作られるファイルだ。
無視していい。
ということは、このトップでは「Makefile」というのだけがファイルで、あとはディレクトリだね。
各フォルダについて説明すると、
bdf.d/
現在は必要ない。
以前(TESTFLIGHT 1桁台の頃)は足りない漢字をビットマップフォントから擬似的に作りだしていたのだが、そのビットマップフォント置き場。もう使わないはずだが、CVSというソース管理システムは一度作ったフォルダを消せないので、使わなくなった今も、フォルダだけ残っているのだ。
cvs/
CVSというソース管理システムが使うフォルダ。M+スクリプトの動作には関係ない。
doc/
現在は必要ない。
以前のスクリプト(ビットマップを擬似的にアウトライン化していたTESTFLIGHT 1桁台の頃)のドキュメント置き場。
eps.d/
現在は必要ない。
以前、TESTFLIGHT 1桁台の頃に使われていたアウトラインデータ。現在は svg.d 以下にあるアウトラインデータを使うので、こちらは使わない。
release/
M+フォントのアーカイブに含めるドキュメントなど置き場。
sample.d/
現在は必要ない。
以前、TESTFLIGHT 1桁台の頃に使われていたサンプルデータ。
scripts/
M+ ビルド スクリプト置き場。
svg.d/
M+ アウトラインデータ置き場。
ucstable.d/
文字コード変換テーブル置き場。 scripts/UCSTable.pm が使っている。
.cvsignore
CVSというソース管理システムが使うファイル。M+スクリプトの動作には関係ない。
Makefile
M+ ビルド スクリプトの一員。ここからビルドが始まる。
「現在は必要ない」ってのが多いね。
見るべきなのは
release/ scripts/ svg.d/ ucstable.d/ Makefile
だけだ。
20120411のMigMix作った後でスクリプトに変更があったよ。
http://sourceforge.jp/cvs/view/mplus-fonts/mplus_outline_fonts/scripts/?sortby=date
で見てみると‥‥
mplus_outline_fonts/Makefile
は mplus-2mnの記述を削っただけ。