WebAborn ver19で変更した以下2点について説明するぞ。
- AタグのURLを置き換え対象に追加(タイプ1のみ)。
- 単語単位置き換えのとき最適化を抑制。
AタグのURLを置き換え対象に追加
これはどういう意味?
以下の画像みると、リンク文字列「都まんじゅう」とポップアップ「都まんじゅう」は、文字列置き換え つまり あぼ~ん にできてる。
しかし、リンク先のURL「 http://ja.wikipedia.org/wiki/都まんじゅう 」では「まんじゅう」を表示してしまっているだろ。
これも ver19なら あぼ~ん にできるってわけ?
できる‥‥のだが、条件がある。そのページのHTMLソースをみると 「a href="wiki/都まんじゅう">」じゃなくて、「a href="/wiki/%E9%83%BD%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86"」
と書かれているだろ。
この「%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86」をNGワードに書くことで、文字列置き換えできる。
え~‥‥いちいち書かなくてはならないのか?
今のところはいちいち手動で追加する必要がある。自動で追加するとNGワード数が倍になって動作速度が遅くなるからな‥‥
説明しておくと、
%E9%83%BD %E3%81%BE %E3%82%93 %E3%81%98 %E3%82%85 %E3%81%86 都 ま ん じ ゅ う
と対応している。UTF-8エンコードなので、日本語1文字は3バイトだ。%E9 というのが1バイト 0xE9 をURLエンコードした表現だ。
だから、「まんじゅう」にあたる「%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86」を追加すればよい。
単語単位置き換えのとき最適化を抑制
次の、これはどういう意味? 「単語単位置き換え」というのはver18で追加された機能だね。
たとえば、以下のようにNGワードを指定すると
今までのWebAbornでは
「まんじゅうこわい」は落語の有名な演目。
ドイツ人「お寺のまんじ記号が気になる」
が以下のように表示されるんだ。
そうだね。「まんじゅうこわい」と「まんじ」の共通部分、「まんじ」だけがNGワードに登録されるんだっけ。これを最適化と呼んでるんだね。
でも、文字列「まんじゅうこわい」の一部が表示されてるのは納得いかない。NGワードに「まんじゅうこわい」と登録してるんだから全部消してほしい。
ver19ではどうなるの?
ver19では以下のようになるよ。
なるほど。
まったく同じNGワードはひとつにまとめるけど、違うNGワードはまとめなくなったんだ。これは「単語単位置き換え」のときだけ機能するぞ。
以前からある「ノード単位置き換え」は今までどおり、違うNGワードもまとめて動作速度アップする仕様だ。