M+フォントのWindowsにおける多ウェイトと縦書き

M+(エムプラス)フォントは、無料で提供されている高品質なTrueTypeフォントです。私はそれを少し改変したMigMixフォントを毎日使用してます。


最近、以下の記事で M+フォントに「7ウェイトすべてを使用可能」「縦書き可能」という改善があったと聞きました。


そこで、Windows環境で確認してみました。


確認環境

多ウエイトフォント展開 Word

動作確認のため、

  • 2010-12-04CVS開発版の「M+ 1c」
  • 2010-11-04リリースのTESTFLIGHT 034 から「M+ 2c」

の2種類のフォント、それぞれ7ウェイトすべてをWindowsにインストールしてみました。

これは一目瞭然ですが‥‥


修正後の「M+ 1c」はフォント選択で7ウェイトが別々に選択できます。7ウェイトフルに使えます。


その一方、修正前の「M+ 2c」はフォント選択が1種類しかありません。「太字 [B]」ボタンで、太字にすることはできますが、調べると、太字にしなければ light、太字にすれば medium のウェイトが使われます。それ以外のウェイトは使えなかったんですね。


ということで
多ウエイトの扱いが、TESTFLIGHT 034に比べて改善されているとわかりました。

縦書き Word

縦書きについては以下の画像のとおりですが、TESTFLIGHT 033でもすでに縦書きができています。Word2000がよろしくやってくれてるんでしょうか? なので、TESTFLIGHT 034リリース以降に改善があったのかよくわかりません。



MigMixは現状縦書きできないので、M+フォントも縦書きできないのかと思っていましたが、Wordでは すでに可能だったんですね。


しかし納得いかないので、Adobe Illustratorでも調べてみました。


確認環境

縦書き Illustrator

なんとイラストレータでは、修正前のTESTFLIGHT 034の縦書きがおかしいですよ。TESTFLIGHT 034リリース以降の改善で、縦書きがよくなっていることがわかります。


多ウエイトフォント展開 Illustrator

なんとイラストレータでは、修正前のTESTFLIGHT 034でも7ウェイトどれでも使えたことがわかりました。アプリケーションによって、ちがうんですねー。


いずれにせよ、Windows環境で「多ウエイト展開」「縦書き」の動作に問題ないことがわかりました。

では「Windowsユーザーがプレゼン資料作るなら M+は おすすめ」と推薦されています。


PowerPointでも7ウェイトすべて使えるようになって、よりよい資料を作れますね。

使用ファイル

今回テストに使った Word, ai, pdfファイルは以下に置きました。
http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/archive/20101213/


M+フォント(TrueType)のTESTFLIGHT 034と035を使えば、今回の追試ができます。
TESTFLIGHTは以下で取得できます。
http://sourceforge.jp/projects/mplus-fonts/releases/#6650


サンプル文章は http://mozilla.jp/firefox/features/ を元にしました。




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