簿記の学習(11) 現金過不足

(○-○) 決算処理の続きだ。


(・∀・) ……。


(○-○) 現金過不足(げんきん かぶそく)の期中処理と決算処理を学ぼう。

期中(きちゅう=決算じゃない時期)に、帳簿の現金金額と実際の現金金額があわなくなったときは、
1. 現金を帳簿の金額から実際の金額にあわせる
2. その方法だが、現金が帳簿上で減少するなら、仕訳は

(借) 現金過不足  8,000      (貸) 現金  8,000


となる。現金減少→資産のマイナスだから(貸→)なのは分かるな。
実際レジ担当のバイトしてたことがあるんだが、バイト終わるときコイン数えて、数百円足りないとかよくあったぞ。
1,000円までの差はまあ許容してもらえたけど、10000円とか足りないとマズいぞと言われていたな。オレは幸い経験せずにすんだけど。この例では計算上より8,000円も財布の中の現金がたりなくなってるから問題だなー。


もし帳簿上で現金が増えてしまったときの仕訳はこうだ。
集計すると数百円多いぞってこともよくあった。この例ではなぜか357円増えてるぞ……ってケースだな。

(借) 現金  357      (貸) 現金過不足  357


(・∀・) 現金過不足って費用?負債?


(○-○) 「現金過不足」って勘定項目は、仮勘定というらしい。
ようするに資産とか費用とかには属さないらしいぞ。仕訳で「現金」の反対側に書けばいいんだ。


で決算のときだ。
この仮勘定のままにしておくと「今いくらお金持ってる?」を正確に出せないので、この仮勘定を費用または収益にしてしまうぞ。

お金がたりないまま原因不明なときは、「現金過不足」が(借←)に残ってたよな。その「現金過不足」を消したいので、逆側において相殺する。この「現金過不足」は何かの支払いとか費用として使ったはずなので、「現金過不足」を消す代わりに雑損(ざっそん、費用+)。

(借) 雑損  8,000      (貸) 現金過不足  8,000


お金が多かったときは、何かの収入を帳簿に記帳し忘れて発生したと考えられるので、「現金過不足」を消す代わりに雑益(ざつえき、収益+)。

(借) 現金過不足  357      (貸) 雑益  357


もし決算日にいきなり現金が多い/少ないが発生した場合は、「現金過不足」を使わないで「現金」を直接「雑損/雑益」に変換する(振替する)。財布の現金が計算より2,500円多かったときは以下。現金が増えた 資産+、雑益が増えた 収益+。

(借) 現金  2,500      (貸) 雑益  2,500


(・∀・) これはありそう。


(○-○) 次は貸倒引当金(かしだおれ ひきあてきん)だ。
そもそも貸し倒れっていうのはな……。