GTDを全部デジタルで実施したい
GTDを全部デジタルでやりたいんだが、どうすればいいんだろう。
collect (収集)
collect (収集) は、単にテキストファイル1つに、1行1件でまとめればいい。ケータイのメールからでも収集できる。
process (処理)
process (処理) はどうすればいい?
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0606/28/news097_3.html
分類していく、収集したものを。
それは何か?(求める結果は何か?)(これって何かする必要があったんだっけ?) ↓ 行動を起こす必要があるか?(今週、前に進める必要があるか?) │Yes │No │ ↓ │ ゴミ箱 │ 「Someday/Maybe」リスト (いつかやる/多分やる) │ カレンダー/備忘録ファイル (将来の特定の日時に実行) │ 「資料」リスト ↓ 次の行動が単純か(複数行動ではない、次の行動を考えるのが面倒ではない) │Yes │No │ ↓ │ 「Project」リスト (プロジェクト) ↓ 次の行動は2分以上かかる? │Yes │No │ ↓ │ 今すぐ実行 ↓ 自分でする?誰かに任せる? │Yes │No │ ↓ │ 「Next action」リストに、他人に任せる物理的行動を書く │ 「Waiting for」リスト (連絡待ち) ↓ 特定日に実行? │Yes │No │ ↓ │ 「Next action」リスト (次にとるべき行動) ↓ カレンダー (今週する)
ようするに「別のリスト」に転記する。
「別のリスト」として用意すべきなのは、次の5つ。
- Someday/Maybe
- 資料
- Project
- Next action
- 連絡待ち
「資料」リストというのは、紙の書類を物理的な引き出しに入れるときに使うので、デジタルの文字列「〜する」とかには使わない。
「連絡待ち」もあまり使わない。
つまり、inboxに収集したものを、3つのリストに仕分けていくのが、processですること。
organize (整理)
organize (整理) はどうすればいい?
- 「プロジェクト」リストを整理する (各プロジェクトごとにNext actionを考える)
- 「Next action」を状況別に分ける
- @電話
- @パソコン
- @買い物・雑用
- @会社 (組織や団体により変更)
- @自宅
- @協議事項 (人または会議)
- @読む/評価
- 各状況ごとにのリストを、見つけやすくできるなら、する。電話を目にすると自動的に「@電話」リストを見ざるをえないような仕組みが理想。
- 「@連絡待ち」リストの整理(?見直せばいいのか?)
- メールの受信箱を空にする
- 削除
- 資料
- 実行(2分以内に)
- 「@行動」等に分類
GTDしようと思うんだが、なるべくデジタルでしたいんだ。紙は補充したり、処分したり、ペンも所持したりがめんどうだし。
GTDの原典「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」には以下のような記述がある。
プロジェクトに関する考えを整理するときは、階層式にアウトラインを書き込んでいけるシンプルなソフトでたりる。私はMSワードを使うことが多い。
アウトラインプロセッサのいいところは、シンプルにも複雑にもできる点だ。簡単な見出しや小見出しを挿入できて、自由に移動できるものを選ぼう。
手足のように自然に使えるのでないと、思考や整理に使おうという気がおこらないぞ。
というわけで、アウトラインプロセッサを使うのに慣れようと思ったんだ。
へー。
Emacs + org-mode
Emacs23のWindows版で動く org-modeを試す。
.emacs.el に次のように記入。
;; org-mode (add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.org$" . org-mode)) (define-key global-map "\C-cl" 'org-store-link) (define-key global-map "\C-ca" 'org-agenda)
[TAB]で子ノード(サブツリー)を隠したり表示したりできる。
Ctrl+Enterで、下に同じ高さの項目がもう一つできる。
Meta(Alt)+Enterもほぼ同じだけど、なにかちがうらしい。
Shift+Tabで、サブツリーを全部とじたり、全部開いたりできる。
org-modeのデフォルトだと、長文が折り返さないで表示される。
折り返すには、 http://d.hatena.ne.jp/stakizawa/20091025/t1 を参考に、以下を追加。
(setq org-startup-truncated nil) ;;行の折り返し
はっきりいって、これだけ知ってれば org-modeでGTDできるようだ。
Emacsはマウス使わずにすべて操作できるし、org-modeの操作も簡単なので、よい感じだ。
org-modeが扱うのは、1つのテキストファイルに過ぎないので、mailに格納することもできる。
ただ、
Meta(Alt)-Shift-Enterで「* TODO」行を新規作成。
C-xC-tで TODOをDONEにする。(setq org-log-done t) しておけば、CLOSEDの時刻も記録される。
[http://hpcgi1.nifty.com/spen/index.cgi?OrgMode/OrgTutorial[David O'Toole氏のOrgTutorial]]
と入力すると、リンクに見える。C-xC-oすると、以下のブラウザで開く。
;; URLをブラウザで開く
(setq browse-url-browser-function 'browse-url-generic
browse-url-generic-program (w32-short-file-name "C:/Program Files/SRWare Iron/iron.exe"))
ファイルへのリンクは、
[[file:c:/home/2007-1206-071731.jpg][品川駅]] です。
と書く。C-c lで格納してC-cC-lでリストを見て、リンク先を決めることもできる(textのみ)。
リンク先を開くのはC-xC-o。画像JPGは、別のアプリで開きたいけど、Emacsの中で開くなあ。
- 作者: デビッド・アレン
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008-12-24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
おすすめ度の平均:
GTDのバイブル