Windowsにgit (TortoiseGit 1.6.5) を導入

バージョン管理システム TortoiseGit(トータス・ギット)をWindowsXPに導入します。使い方も説明します。


メニューが日本語になっている版
http://sourceforge.jp/projects/tortoisegit/
はバージョンが2009年のものしかないので、ここでは より新しい英語版を導入してみます。

msysGit(エムシス・ギット)をまず導入

Windowで動作するgit(ギット)本体です。


http://code.google.com/p/msysgit/
から
Git-1.7.6-preview20110708.exe
をダウンロード・インストールしました。



コンポーネントはデスクトップ・アイコン以外はチェックを外しました。



環境変数 PATH は何も変更しない設定にしました。



改行コードは勝手にコンバートしない設定にしました。


TortoiseGit(トータス・ギット)を次に導入

これはgitを右クリックメニューから使えるようにしてくれます。



すべてインストールします。


これでインストールできました。Windowsの再起動は特に必要ありません。

使ってみる

ある特定のフォルダ以下をgitでバージョン管理してみましょう。


ここでは
Z:\jane_eyre というフォルダの下でプログラム開発をおこなっています。


「jane_eyre」フォルダを右クリックして、[Create Repository Here] を実行すると、リポジトリ(貯蔵庫)が作成されます。



これはチェックしないで[OK]



「.git」というフォルダが中に作られましたね。
これがリポジトリ(貯蔵庫)です。ここにバージョン管理データを貯めこみます。


次に管理するファイルを指定します。
ここでは srcフォルダ以下に開発したソースコードを置いています。

srcフォルダを[Add]して必要なファイルを選び、[OK]。


これで、Main.asファイルのバージョン管理が始まりました。
といっても まだ一度も記録していないので、一度コミット(記録)します。



Main.asファイルで右クリック→[Commit]。最初は名前とメールアドレスなど聞かれますが、複数人で開発したとき「誰が変更したのか」を記録するためにこうなっています。



Messageのところに前のバージョンから変更した件についてメモを残します。
これで現在のバージョンが記録されました。この後どれだけ変更しても、ここに戻すことができます。


さて開発が進んでMain.asを書き換えました。
再びコミットする前にどこを書き換えたか確認します。



ファイルを右クリック→[Diff]



前にコミットしたときから変更した箇所がわかります。


あとは、変更→コミット→変更→コミット‥‥の流れになります。
ファイルを右クリック→[Show Log]で、いつ、どのように変更したか(変更履歴)を知ることができます。


「jane_eyre」フォルダごとzip圧縮するなどしてバックアップしておけば、リポジトリ「.git」もjane_eyreフォルダの中にありましたので、変更履歴ごと保存できます。


逆に言うとリポジトリフォルダ「.git」を削除すれば、変更履歴を消し、gitによるバージョン管理を停止できます。


参考URL:
http://sourceforge.jp/magazine/09/06/19/0340248



入門git

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