簿記の学習(25) 検定試験のための学習方法
(・∀・) けっこう長いこと勉強してたよね。
(○-○) 「2007-08-31 簿記の学習(1)」ここで始めたあと一度中断したのだが、約1年後の「2008-08-11 簿記の学習(3)」ここで再開して、コツコツとやってきたんだ。
実は簿記の勉強またしようと思ってテキストみたら全然忘れてたんだよ。
1年前のことってこんなに忘れるのか……と愕然としてな、今回学んだことはまた後で思い出せるようにしよう、と思ってブログに記録を残しておいたんだ。
(・∀・) スクールに通わず、独学したんだよね。どんな教材を使ったの?
(○-○) 教科書としては、『日商簿記3級とおるテキスト』『サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト』『LIVE in合格セミナー日商簿記3級』買ったけど、一番詳しい「とおるテキスト」で基礎を学んだ。
「サクッと」や「LIVEin」も部分的に気づきを得られたけど、オレの場合くわしい説明がほしいタイプだからさ。アルファベットの略語がある場合、なんの略なのか知りたくなるみたいな……。そういう細かい知識が欄外に書いてある「とおるテキスト」がよかったかなってとこ。
(・∀・) 問題集もやったんでしょ?
(○-○) 問題集は、過去問しかやってない。過去問こなしてるうちに試験日が来てしまったので、他の問題集はできなかったよ。「サクッと…トレーニング」も買ったんだけど全然してないや。
過去問の本は『日商簿記検定過去問題集3級 出題パターンと解き方』を主に使った。
- 作者: 桑原知之
- 出版社/メーカー: ネットスクール株式会社出版本部
- 発売日: 2008/06
- メディア: 大型本
この本のいいところはWeb解説があるところなんだ。人にしゃべって説明してもらうのはわかりやすいよな。このWeb解説のある問題をまず解いて解説を聞くっていうのを、重点的にやっていた。
『合格するための過去問題集日商簿記3級 (TAC簿記)』も買って使ってなかったけど、試験前日に「攻略テクニック: 第1問対策」を読んですごく勉強になった…と思ったよ。
問題集の解き方だけど、簿記検定の問題って解答用紙の形式が決まっているからね。なるべく問題集についてる解答用紙に直接書きたい。しかしそうすると同じ問題を2回解くことができなくなる…。
そこで、フリクションボールペンで問題用紙に直接書いたんだ。
このフリクションボールペンというのは、ボールペンなんだけど、ペンのおしりについてるゴムでこすれば消えるんだよ。ゴムじゃなくても熱をかければ消えるから、ドライヤーすれば一気に全部きえる! 色も黒以外に赤や青があるから、まちがえたとこを赤ペンチェックできるぞ。
(・∀・) ふーん。ほかにやったことは?
(○-○) 無料で出られるセミナーに参加したり、無料視聴できるWeb講座を見た。
- [TAC無料公開セミナー] http://www.tac-school.co.jp/guidance/index.html ここに出席すると、『合格するための過去問題集(TAC簿記)』の最新版でないやつ(在庫処分?)がもらえたりしたぞ。
- [TAC動画チャンネル > 簿記検定講座] http://www.tac-school.co.jp/tacchannel/kouza1010.html 上記の無料公開セミナーに行けない場合でも、いくつかは動画で見ることができる。
- [新とおるクラブ/ネットスクール > Web解説] http://www.net-school.co.jp/boki/webk/ 過去問の解き方を教えてくれるありがたい動画。会員には無料でなれるぞ。試験1週間前には毎日見ていた。
- [日経ITPro: きちんと学びたいSEのための会計入門] http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080417/299353/ 簿記3級以外の話題も出てくるけど参考にした。
あとiTunesStoreなどのオーディオブック売り場にも簿記入門の音声があるみたいだな。
(・∀・) 勉強は大変だった?
(○-○) 簿記3級は「7日の勉強で楽勝!」とか「小学生でも受かる」とか言われてるけど、とんでもないよ。確かに過去問数多くやればそれほど範囲は広くないかも……と思うようになるけど、過去問を数多くこなすのは時間と精神力を使うよね。かなりたいへんだったよ。
まあ自分の場合、確定申告をラクにするために簿記の知識がほしいな……と思って始めた勉強なんで、最初はゆるーくやってたんだけど、最後のほうになると時間を惜しんでテスト対策にいそしんでしまったな。
(・∀・) 役立ったテクニックはある?
(○-○) 電卓のメモリー操作は役に立った。残高試算表作るには、「借方の合計−貸方の合計=残高」という計算をする必要がある。借方の合計を計算した後で、[M+]キーを押す。次に貸方の合計を計算して、[M-]キーを押す。すると後は[RM]キー押せば残高が出てくるんだ。これは知っておいてホントに便利だったよ。
[GT](グランドトータル)キーは使わなかったな。
[→]キーは、パソコンのバックスペースキーみたいなものなので入力ミスの修正に多用した。
ほかには手書きの数字に気をつけたよ。
数字のゼロを 0 と書いたのに 6 と、自分で読みまちがえるんだ。
それでいくつか対策を考えた。
- 数字を丁寧に書くようにした
- 0 の数字を、上の頂点から書き始めていたけど、下から書き始めるようにしてみた。
- 数字のゼロは小さく書くといいみたいだ。Web解説の講師の人の書くゼロは、アルファベットの小文字のオー o みたいに小さかったのでマネしてみたんだ。
これで手書き数字の読みまちがいが減ったよ。
検定試験ではシャープペンを使うんだけど、クルトガというシャープペンと日本製の芯を使うとくっきり書けてよかった。
90円くらいで買ったシャープペンと外国製の安い芯だと、ぼんやりした文字になるし芯はすぐ折れるし全然ちがうんだね。