ベルダ配列レベル2 を作成した

ベルダ配列 http://d.hatena.ne.jp/itouhiro/20080512 を練習していたんだけど、
左手のみで入力すると、[Enter]や[BackSpace]のキーが遠くて入力しにくいんだ。


右手のみで入力できるようにすれば、[Enter]や[BackSpace]が近くなるよね、と思って、
ベルダ配列をさらに改変してみた。


ベルダ配列 レベル2

これまでのベルダ配列に加えて、さらに右手のみのタイピングも可能になります。
これを名付けて「ベルダ配列 レベル2」とします。


配列表

[ベルダ配列 レベル1] http://d.hatena.ne.jp/itouhiro/20080512 に加えて、以下のキー操作も可能とする。

(単に左手担当のキーを右手側に平行移動しただけ)


ベルダ配列 レベル2: (1桁目)右手→(2桁目)右手

2桁目に押すキー
U I O J K L .







U
I
O
J
K
L
M
,
.
;
H
Y

※ ひらがなに濁点・半濁点を入力する場合は上記以外にも、
濁点・半濁点を付けたい文字に続いて N を押すと濁点、P を押すと半濁点を入力できます。


ベルダ配列 レベル2: (1桁目)右手→(2桁目)左手

2桁目に押すキー
W E R S D/kbd> F V







U
I
O
J
K
L
M
,
.
;
H
Y


使用方法

MS-IME

MS-IMEではベルダ配列レベル2 は使えません。


[花配列を使う Keyboard Layout Maps](http://www.massangeana.com/mas/charsets/hana/hanasetup.htm)
によると、MS-IMEでは


> 残念ながら, この方法ですべてのキーがカスタマイズできるわけではなく, 「`,./[]-=`」などのキーは常にデフォルトの設定になってしまうようです (ただし `d, d.` などはちゃんと定義できる)。


と書いてあります。こちらでMS-IME2003で試しましたが、たしかに, .などのキーは「、」「。」となってしまい、レジストリ設定しても効果がありません。

ベルダ配列で「`.u`」と入力して「ら」を出そうとしても、. を入力した時点で「。」になってしまうのです。


というわけなので、MS-IMEでは , . を使用する BELLDA配列Level2 は使えません。


ATOK

ダウンロード

  • [BELLDA配列 Level2 (ATOK2008スタイル) ATOK2008 for Windows](BELLDA21-LV2.STY)
  • [BELLDA配列 Level2 (MS-IMEスタイル) ATOK2008 for Windows](BELLDA21-LV2-MSIME.STY)
  • [BELLDA配列 Level2 (ATOK17スタイル) ATOK17 for Solaris10](bellda17-lv2.sty)
  • [BELLDA配列 Level2 (MS-IMEスタイル) ATOK17 for Solaris10](bellda17-lv2-msime.sty)


インストール方法は [ベルダ配列] http://d.hatena.ne.jp/itouhiro/20080512 を参考にしてください。


[花配列を使う Keyboard Layout Maps](http://www.massangeana.com/mas/charsets/hana/hanasetup.htm)
によると、ATOK14の頃は


> ATOK にも MS-IME と同様の問題があります。すなわち「`,./[]`」を再定義することができません。


という状況だったようですが、
ATOK17(ATOK for Solaris) や ATOK21 (ATOK2008 for Windows) だと
, . も問題ありませんでした。


このスタイルファイルを作るのに使ったスクリプト

  • [bellda-lv2-atok.pl] (bellda-lv2-atok.pl)

使ってみた感想

右手で入力するほうが使いやすいですね。

[Enter]や[BackSpace]キーが普段両手で入力しているときと同じ場所にあるので、やりやすい。
難点はATOKが必要なとこですね。