パソコンの日本語入力に「かな入力」を使っています。
「ローマ字入力」もできるんですが、「かな入力」のほうを気に入っています。
しかし「かな入力」にも、やりにくいな、と思う点があります。
- ミスタッチが多い。
- 数字の段も使うので、指を伸ばす必要がある。
- 右手小指が押すべきキーが多い。
これらについて、自分のおこなっている工夫を紹介します。
ミスタッチが多い。
ひとつの指が多くのキーを担当しているので、ミスタッチが少し多いです。
とくに、右手小指はこんなに多くのキーを担当しています。遠いキー、「゛」「゜」「−」などをよくミスします。
しかも、「゛」(濁点)は「かな文字の中で、押す回数の最も多いキー」なのです。
この頻出キーをミスタッチしてたら、いらいらしますよね。
そこで、ホームポジションを変更するという対策をしました。
右手小指をここに置くのです。
すると、以下のような利点が得られました。
- 「゛」(濁点)の上に最初から指が乗っているので、このキーはすぐ打ち込めるし、ミスが大幅に減った。
- 「゜」(半濁点) 「−」のキーも近くなったので、ミスが減った。
- 「゛」(濁点) 「゜」(半濁点)のキーの打ち分けが難しかったのが、ラクになった。
欠点は、以下のようなものがあります。
- 今までのホームポジションを覚えなおす練習か必要。
- 「ろ」「め」が遠くなる。
でも一度覚えれば、得られる利点が大きいので、ホームポジションを変える価値は大きかったと思いますよ。
右手小指が押すべきキーが多い。
右手小指の担当範囲が広すぎるという問題に関しては、指の担当範囲を変えることによって、負担を減らしました。
これについては、「かな入力の運指の最適化」として、詳しく説明してあるウェブサイトがありますので、そちらを参考にしてくださいね。
- 「【シャドールーム】かな入力のススメ」
http://shadow.cside1.com/typing/kana/
『運指の最適化』とは何か
- 「タイピング講座|GROW LAND」
http://growland.serio.jp/typing/
最適化について・かな入力習得に関する疑問点
- 「らくらくキーボード練習帳 JISかな入力編」
http://d.hatena.ne.jp/itouhiro/20090315
わたしもこれを読んで、この知識があれば「かな入力」でやっていける、と思い、「かな入力」の学習を開始したという過去があります。
最初はシャドールームさんにならって、薬指で「゛」(濁点)を入力していたんですよ。でも私の場合、薬指からだと遠くて遅くなるし、遠いからミスタッチもふえる。
そこで小指で入力するようにして、さらに「゛」(濁点)の上にいつも小指を置くようにしましたよ。
わたしの指の担当範囲は、現在は以下のようになっています。
下の図の「標準」は多くの教則本やゲームで推奨される(けど個人的にはやりにくい)指の使い方です。
「最適化」のほうが最近の私の指使いです。
数字の段も使うので、指を伸ばす必要がある
数字の段に指を伸ばすのは、私はとくに困ってないんですよ。以下の理由が考えられます。
- もともと数字や記号をタッチタイピングで入力していた。
- 私の指は長いほうらしい。(身長も平均よりは高いほうです)
と言っても、手の付け根の部分を机にぴったりつけるより、浮かせたほうが、遠くまで届きやすくなって、入力しやすくなるのは確かです。
つけたままで入力することも多いですけどね、ラクですから。
右手の小指の担当しているキーって、上の「最適化」したのでも、多いよね。 小指が疲れたりしない?
たとえば、「ホーム」「ゲーム」とかは全部小指で入力するわけじゃない?
「ほ」の文字は薬指で入力することにしたから、「ほーむ」は小指だけじゃないけど、「げーむ」は確かに小指だけで入力する。
でも別に疲れるという感じはないよ。その代わり、遅くなる。
小指で入力するときはさ、手のひら全体を動かす感じになるんだ。だからどうしてもスピードが下がるんだよね。
だから私の場合、日本語入力のスピードが、ローマ字入力のときよりちょっと遅くなってるかな。
へー、かな入力はローマ字入力よりキーを打つ数が少ないから、速いって聞いたけどね。
速い人もいると思うけど、オレはそんなに器用なほうじゃないみたいだ。
でもさ、速度だけ問題にするのは、エスカレーター乗るより階段駆け上るほうが速いというようなものだよ。疲労度を問題にすべきでしょ。
私の感覚でいうと、ローマ字入力してるときより、かな入力してるときのほうが、「手」は伸ばしたりするのであんまりラクになってるわけじゃないんだけど、「頭」がラクになったという感覚がある。
パソコンにたとえると、かな入力にしてから、空きメモリが増えたって感じ。
逆にいうと、ローマ字入力はメモリ食いってこと?
ローマ字入力はとくに、「っ」「ん」を入力するときなんかに、頭で意識するんだよね。「子音を重ねて打たなきゃ…あれ、ちゃんと2回打てたかな」とか。そこらへん、かな入力は考えなくていい。
あとローマ字入力は単純に打鍵数が多いだろ。そのぶん頭を使ってしまってる感じがする。
ふむ。それで、この「かな入力の最適化」をみなさんもマネしなさい、と言いたいのかね?
いや、これはあくまで私の手にあわせた最適化だからさ……。ほかの人も自分の手にあわせた最適化を考えてみたらいいのでは、と勧めたい。
まあローマ字入力ならとくに最適化は必要ないんだけど、かな入力は、ねー。標準の指使いのままじゃ無理があるんだよ。「私は、かな入力の賢人がすすめる“運指の最適化”をしたら快適になりました」ということ。
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カナ打ちの方にもGoodなタイピング!